皆さんは玄関の鍵をおとしてしまったという経験はありませんか。
我が家では以前、中学生の弟が鍵を紛失してしまうという事件がありました。
どこで落としたかも見当が付かず、警察や学校、乗っていたバスなどに問い合わせしましたが、結局見つかることはありませんでした。
そんな時、家族の議題に上がったのがドアの鍵の交換です。
特に大阪は犯罪も少なくないですし、物騒な世の中で誰かが拾って侵入してきたら怖いという思いから、交換しようかという話になったのです。
ところが私たちは結局交換しませんでした。
なぜなら誰かが偶然拾ったとしても、それがうちの物だとわかるはずがないという結論に達したからです。
それから数日が経ったとき、私たちはその結論を深く悔やむことになりました。
なんと留守中に空き巣が入ったのです。
そして大切にしていた母や私の貴金属類と、引き出しなどにしまってあった現金10万円程が盗まれてしまったのです。
金額にすると総額50万円相当の被害でした。
幸い通帳やカード類には手を出していなかったので、資産全部を失う事はなかったのですが、思い出のアクセサリーなども盗まれてしまったので、私たちはとてもショックを受けました。
そしてそれ以上に私たちの甘い考えで、簡単に侵入を許してしまったという事に大きなショックを受けたのです。
ちょうど誰も家に帰ってこなかったので命が危険にさらされることはなかったのですが、中には空き巣途中に帰宅して殺害されたというケースもあるので、それを考えるととてもぞっとしました。
しかも落ちていた鍵がうちのものだとわかっているのにも恐怖を感じましたし、家族が留守の時間を知っていたこともとても恐ろしいことだと思いました。
もしかしたら紛失する前から、私たち家族を見張っていたのかもしれないと警察にも言われたのです。
それからすぐに私たちは近くの大阪の鍵屋さんに依頼して交換しました。
そして今では紛失などに関係なく、定期的に交換をするように努めています。
あの事件以来、大切な家族と資産を守るためにできる限りの事をしていこうと思うようになりました。